最初のインパクトに驚かれ興味を持っていただける客先は非常に多いのですが、やはり「米国特許使用料の負担」、「製造工程が多い」などの理由でコストを一般チラシやカタログ等と比較すると割高なのは確かです。フラッパーの−番の利点はレスポンス(返答)率が高いということです。ここでは特にDMに関する情報としてご報告いたしますが、DM以外の用途(カタログや製品案内として)で使用された場合にも同じ事が言えると思います。
米国リサーチ結果では米国クライスラーチェロキーに使用したフラッパーDMでは1部あたり製造コストは通常のDM(定型郵便サイズのA4三つ折り)と比較して約3倍の費用が必要となりますが、逆にその効果は約4倍のレスポンスを得られたという報告があります。単純に既存一般印刷製品と単一コスト比較をした場合は完全に割高です。ただ「驚き」や「おもしろい」だけでは、なかなかお客様が納得していただけない事は事実です。客先が訴求するターゲットに対しては必ずレスポンスが高い事、また単純1枚単価比較ではなく投資額分の返答比率でのコスト比較をする事が重要です。
米国では既にわれわれよりも5年程前にフラッパーとポップアップ・スタンドを展開しております。現在でもそれらの出荷数は安定した伸びを維持しており、その実例をいくつかご紹介いたします
特に最近の米国の特徴はデザイン的にチラシ・カタログ系のイメージをそのまま、これらの製品に押し込めるという初期段階から、他媒体(TV、ラジオ、雑誌、新聞、インターネットなど)と連動したイメージ訴求を中心としたデザインを重視した製品が主流となりつつあります。文字、説明などを無くしたヴィジュアルイメージだけでブランドイメージを訴求する使用方法が多くなっております。